本船(きずな)は主機が発電機になりますので、発電機の起動方法や整備する時の点検箇所などを、先輩方に教えて頂きながら一人で行えるように日々学んでいます。更に本船はケーブル敷設船ということもあり、ケーブルの繰り出しや巻き取りを行うドラムケーブルエンジンとリニアケーブルエンジンの操作もこれから学んでいきます。

NTTグループ唯一の海洋エンジニアリング会社ということもあり、船での仕事も通信インフラに関する仕事が中心となります。特に、島と本州を繋ぐ海底ケーブルが切れますと、島側の通信が途絶し、住民の生活に大きな影響が出てしまいます。そこをいかに早く復旧させれるか、船のエンジン部担当として使命感を持ち、仕事を行うことに強くやりがいを感じております。

当社は海洋エンジニアリング事業以外に、陸上エンジニアリング事業も行なっていますので、まずは機関士として、船での海洋エンジニアリング事業をしっかりと学び、そこで得た経験や知識を陸上エンジニアリング事業でも活かせられるような人材に成長していきたいと考えています。

現在、私は機関士として働いていますが、当社はNTTグループであり、通信インフラに関する会社でもあります。この環境だからこそ、これから重要性が増してくる海底ケーブルや通信インフラに関する知識も得られ、船での仕事以外にも様々なノウハウを得て成長できる会社だと実感しております。